LINE Creators Marketでは最近、「方言」に関するスタンプの制作や購入が目立つようになり、人気ランキング上位にも多くの方言スタンプが登場しています。
このような「方言スタンプ」の人気をうけ、この度「方言スタンプ」の制作数調査が実施され、県別・地方別の制作数調査結果が発表されました。
調査概要
第1回 県別・地方別方言スタンプ制作数調査
【調査対象】
8月29日時点でLINE Creators Marketで販売されているスタンプ約1万個
【実施方法】
「弁」、「方言」等を含むスタンプを抽出し、その後広報事務局が目視のうえ、県別、地方別に分類。
調査結果 詳細
地方別分析
方言スタンプは西高東低の傾向が明らかに
地方別で方言スタンプ数を比較すると、上位5地方は、
1位 関西地方(103個/33.7%)
2位 九州地方(76個/24.8%)
3位 中部地方(37個/12.1%)
4位 中国地方(35個/11.4%)
5位 東北地方(17個/5.6%)
となり、7位の四国地方(4.6%)も含めると、西日本地方の方言スタンプの合計が70%以上を占める「西高東低」の結果になりました。
都道府県別分析
都道府県別に見た最多方言スタンプは沖縄弁
都道府県別で方言スタンプを分類すると、沖縄県(28個/11.9%)、大阪府(26個/11.1%)、福岡県(20個/8.5%)の順となり、沖縄弁スタンプの制作数が最も多くなりました。
方言スタンプ0の都道府県も
埼玉、長野、香川では、方言スタンプがまだ存在しないことが明らかになりました。新たなスタンプを作るチャンスといえます。
(2014年8月29日時点の集計による)
方言愛着度調査と照らし合わせても・・・
方言への愛着度の強さがスタンプ制作で表れる結果にじゃらんリサーチセンターが行った調査(『じゃらんご当地調査』2010年)で、「方言・なまりに対して愛着を感じるか?」という質問の結果では、福岡県、大阪府、沖縄県が上位にランクインしています。
方言スタンプも上位3県にランキングした県は同じ3県であることから、沖縄県、大阪府、福岡県の皆様が方言へ強い愛着を持っていることが改めて証明される結果になりました。
調査結果に対する担当者コメント
「LINE株式会社スタンプ企画チームマネージャー 渡辺尚誠氏より」より多くの幅広いユーザーに届ける必要がある公式スタンプとは異なり、クリエイターズスタンプは表現をよりセグメントし、身近な人に使ってもらうという使われ方をしているようです。したがって、今回の「方言スタンプ」に人気が集まっているのも、必然の流れであると思っています。
沖縄弁や大阪弁のスタンプが多く集まったのは、その方言に特色がある事に加え、その地域への郷土愛と何かしら関係があるのでは、と思います。逆に、埼玉や長野などはまだ方言スタンプが存在しないので、新たなスタンプを生み出すチャンスかもしれません。