2015年8月現在、LINEを含むSNS・メッセンジャーサービスを使って友人や知人になりすまし、電話番号やLINEから届く4桁のSMS認証番号を聞き出した上、悪用をする行為が報告されています!
昨年度(2014年度)もLINEの不正ログイン(乗っ取り)事件とは違った、新たな犯罪のケースとなりつつあります。
電話番号やSMS認証番号がもれると、アカウントが乗っ取られてしまう可能性もありますので、十分に注意しましょう!
最近報告されたケース
1. 友人になりすましたLINEを含むSNS・メッセンジャーアカウントから
「携帯番号教えて。そして、ラインの確認メッセージを認証してもらえる?」
と電話番号をたずねるメッセージが届く。
2. それを信用して携帯電話番号を教えてしまうと、
「四桁のPINコードが届いたら、送ってね。」
と4桁のパスワードの送信を要求するメッセージが届く。
以降も、「○○が届いたらその情報を教えて」というやりとりが続くようです。
友人や知人から、「電話番号教えて」などのメッセージが来たら、警戒しましょう。
もちろん本当に友人の可能性もありますが、可能性はかなり低いと思います。
また、普段と口調が違ったり、何かよそよそしい感じになる場合が多いので、疑り深く観察しましょう!
言われた通りにすると、どうなるの?
このようなメッセージを信用して、電話番号とSMSで届く4桁の認証番号を教えてしまうと、犯人は、これを悪用して新しいLINEアカウントを作ったり、別のLINEアカウントにログインしたりすることができるようになる一方、あなたが今まで使っていたLINEアカウントは使えなくなります。
※この場合、LINEは使えなくなりますが、あなたのLINEアカウントが他人に操作されることはありません。
※事前にメールアドレス&パスワードの登録、または、Facebook認証をしている場合は、再度「LINEユーザーログイン」をすることでアカウントと一部の情報を引き続き利用できるようになります。
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<<犯人の目的>>
LINEのアカウントを新しく作成する際には、電話番号の入力が必要となります。そして、入力された電話番号が本当に本人のものであるか確認をするために、SMS経由で4桁の認証番号が届きます。
犯人は、この仕組みを悪用して、詐欺行為など悪いことをするLINEアカウントを作るために、あなたの電話番号や認証番号を聞き出しています。
被害にあわないようにするには?
家族や友だちなど親しい人から、個人情報や本人しか知らないはずの情報を教えてほしいと言われても、教えてはいけません!
電話番号やLINEから届く認証番号は、銀行口座や暗証番号、PCやメールのパスワードと同じくらい他人に教えてはいけない重要な情報です。
LINEでは、異なるスマートフォンからの電話番号認証を検知した際に、元のアカウントに以下のようなお知らせを送信しています
メッセージにもある通り、どんなに親しい人であっても認証番号は教えないでください。
この「LINE」という名前のアカウントは、LINE株式会社がセキュリティ強化のために運営する特殊なアカウントのため、友だちに追加していなくても、自動的にメッセージが届きます。
公式アカウントのプロフィール画面に表示される「おすすめ」が公式のサインです。
個人情報とは:
電話番号、メールアドレス、住所など、あなたを特定して居場所を知ったり、連絡を取ったりすることができる情報です。
本人しか知らないはずの情報とは:
パスワード、暗証(認証)番号など、何かを登録したり閲覧したりできるようになる、「鍵」のような大事な情報です。
もし、どうしても友だちからそのような情報を教えて欲しいといわれたら、「なぜ、その情報が必要なのか?」「その情報を聞き出して何に使うのか?」と、理由を確認してください。
また、その理由は、相手に直接会って聞いたり電話をかけたりして本人に確認をしましょう。